トリマーが教える自宅でできる正しい愛犬のブラッシング方法
更新日:2022.11.01
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おうちでのブラッシングの仕方
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シャンプーの方法も難しいし大切だけど、
本当に1番大切なのはブラッシングです。
汚れの8割はブラッシングで取れると言われている位大切です。
ブラッシングを日常にする事で肌の新陳代謝が良くなり、肌、 髪も共に強くて健康なものになります。
出来るだけマメに、ブラッシングはしてあげましょう。
抱っこしながらマッサージしながら、 撫でる様にブラッシング出来ればワンちゃんも気持ちよさそうに甘 えてくれるはずです。
もし、ブラッシングしないでシャンプーしちゃうとどうなるの?
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8割の汚れ、 付着物を残したままシャンプーしても中々綺麗に洗い流せないどこ ろか、
縺れ(もつれ) を残したままシャンプーリンスをすると縺れの中にそれらを必ず残 して乾かす事になります。
縺れは更に凝縮し、固いものになってしまいます。
汚れやシャンプー剤を残し凝縮したそれは肌や被毛に大きなダメー ジとして残ります。
また、その縺れをとくのは難しく、 ワンちゃんにとっても凄く辛い時間となります。
デュークでは2ヶ月に1回ワークショップを主催させて頂いており ますが、 プロのトリマーと話する中でトラブルの元を辿れば必ずと言って良 い程、縺れに繋がります。
縺れをとく時にワンちゃんが急変して噛まれた。
縺れをとく時にワンちゃんが暴れて怪我をさせてしまった。
縺れをとく時にワンちゃんが嫌がって体調が悪くなった。
勿論、これらを回避するのもプロの技術です。
ですが、 少なからず縺れは引っ張らないととけないのはプロとて同じです。
ワンちゃんにとって縺れをほどく作業は何より嫌な作業です。
ワンちゃんの身体、 負担を考えるなら飼い主様のご協力は必須と言えるでしょう。
どんな道具をブラッシングに使うの?
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スリッカーブラシとコームの両方を使いましょう。
まずはスリッカーブラシを使います。
一般の方に良く見かけるのが首からお尻に向けて上から下に! スリッカーを入れる方が多いと思います。
ですがこれでは表面の被毛しかとけていないので根本にはスリッカ ーが届きません。
正しくは足先から足の付け根へ、 お尻から首へ向かうのが正解です。
その際にスリッカーの向きは毛並みに沿って、 上から下に動かすと良いでしょう。
ですので、被毛をめくって次へ次へと向かう必要があります。
スリッカーで身体の全てをとき終えると最後に顔周りです。
お耳は怪我させ易い所なのでゆっくり、 耳の身の部分から外へ逃す様にスリッカーを使います。
内側と外側に分けてブラッシングしましょう。
頭頂は頭の付け根(オクシパット) から目の上まで順にときましょう。
目周り、マズル、 口周りはスリッカーブラシは危険なのでコームに持ち替えます。
コームに持ち替えたら手順は一緒。
根本からしっかりといてあげましょう。
最後にそのまま全身に、今までと同じ方向、手順で、 スリッカーブラシと同様コームで全身をといて下さい。
コームで引っかかる所が無くなれば完成です。
ワンちゃんがブラッシングを嫌がらない為に
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簡潔に言うならマメにしましょう。
溜まった夏休みの宿題を最後の日に一気に済ますとなれば誰でも疲 れるし嫌になります。
スリッカーブラシを見るだけで逃げる様になるかもしれません。
美容が嫌だ!パパママに触られるのが嫌だ!
これでは意味がありません。
欲を言うなら毎日する事でお肌の健康状態は凄く良くなり、 ワンちゃん自身も撫でて貰ってる延長で気持ちよくなります。
どうしても苦手な方は3〜 4週に以内のサロンでのお手入れをして頂ければ健康で良い状態が 続くと思います。
追記:デュークオススメのブラシ。
プラックさんのペラペラスリッカー。
裏表がブラシになっていて、片面はソフト、 片面はハード素材となっています。
ペラペラの素材なので力加減が分かりにくい時にも勝手に力を逃し てくれます。