愛犬の悩みで一番多いのは?
2017.10.15こんにちは
ペットサロンデューク店長 山仲一玄です
犬を飼っていく中で悩みって沢山あると思います
1位 皮膚炎
2位 外耳炎
3位 下痢
これはある保険会社のデータを下に犬の疾患で多いものを順に取り上げたものです
今回は1位の皮膚炎について
皮膚炎といっても沢山ありますのでいくつか紹介してみます
【膿皮症】のうひしょう
ブドウ球菌などの常在菌が過剰に増殖しておきる皮膚炎
免疫力の低下に伴い、赤くブツブツした丘疹や脱毛、フケ、かゆみなど様々な症状が現れます
【マラセチア性皮膚炎】
常在菌であるマラセチア菌が過剰に増殖して起きる皮膚炎
強いかゆみ、赤み、べたつきなどがあり、皮膚が厚くなり、独自のにおいを発する
マラセチア菌はカビの一種で、脂質を好む為、皮脂の分泌の多い犬種に発祥しやすい
【アトピー性皮膚炎】
皮膚のバリア機能が低下しアレルゲンが皮膚から体内に入ることで引き起こされる皮膚炎
かゆみが強く、舐めたり噛んだりひっかいたりして、皮膚が黒ずんだりする
耳、口の周り、目の周り、指の間、足の付け根、下腹部等に生じやすい
【疥癬】
イヌセンコウヒダニが皮膚に寄生して生じる炎症
疥癬に感染しているほかの動物との接触や、感染動物がしようしている道具の共有などで感染する
フケ、かゆみ、発疹、かさぶた等が現れる。人にも感染する。
【ノミ、ダニ】
ノミに刺咬された時の物理的刺激によるノミ刺咬症、ノミの唾液によるアレルギー性皮膚炎
ツメダニの寄生により起こるツメダニ皮膚炎等がある
尻尾の付け根から背中、耳の後ろ、股間、下腹部等に発疹、脱毛、かゆみ、フケ、ただれ、かさぶた
といった症状が見られる
マダニに咬まれると皮膚炎だけでなく貧血や栄養障害が起きマダニが媒介する様々な感染症が起き
死に至る場合もある。
いくつかの皮膚炎を紹介しましたが、人間に移るものもいくつかあります
ですがわんちゃんの皮膚炎に悩んでいても人間に移った方は少ないと思います
何故なら、体毛の量が違う。洗う頻度が違う。が大きく関係していると考えます
正しい方法、周期で洗うことをお客様に勧めていますが
ここ最近では3、4週に一度は美容に来て下さいね!
と呼びかけています
家でしっかり洗える方は良いのですが家で洗って失敗された方を多く見てきました
出来ればプロにお任せ下さい
また最近ではフードの改善をしつこい位に呼びかけていますがこれはアレルゲンを避ける為です
一度起こした皮膚炎は、治すのに時間もお金もしっかりかかります
ワンちゃんにとっては勿論ストレスになります
正しい知識と行動が皮膚炎の可能性を下げ、ワンちゃんも人間も笑顔になれる事を願います(●´∀`●)