犬に見える世界
2015.08.30ペットサロンデュークの店長 山仲一玄です
メール会員頂いている皆様には送らせて頂いた内容です。
以前に色彩の話を少し取り上げたことがありましたが、少しおさらいをしてみます。
犬の世界は白黒で見えている、とイメージしている方が多いと思いますが
実は最近そうではないと分かって来ています。
ある程度、犬にも色彩感覚があるんですね。
ところが犬には人間とは違った色の見え方になっています。
前回も話しましたがうちの子、赤いボールを投げると見失うことがしばしば見受けられると書きました。
やはりワンちゃんには赤色は最も認識しにくい色だそうです。
哺乳類の動物の目には、色を感じる「錐体細胞」スイタイサイボウがありますが、その細胞の数が
人と犬では異なっています。
人間には三種類の錐体細胞がありますが、それぞれが赤、青、緑を感知します。
子供の頃に光の三原色って習いましたよね。
ところが犬の錐体細胞は2種類しかありません。
白黒の世界ではありませんが、二原色の世界を見ています。
赤が無いんですね。
なので赤のボールが見つけにくい。
草むらや物陰にある赤いボールを見つけられない、通り過ぎる。
等といった事がたまに起こるんですね。
ボールを選ぶときは、青や緑に近いボールを買ってあげると犬にとって遊びやすいのかもしれませんね(●´ω`●)